最終更新日 2024年10月24日 by niefrancisf
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの佐藤美香です。私は長年、大手金融機関で個人向けの資産運用アドバイスに携わってきました。その経験から、多くの方が「資産運用を始めたいけど、何から始めればいいのかわからない」という悩みを抱えていることを知っています。
そんな方におすすめなのが、純金積立です。純金積立は、少額から始められ、価格変動のリスクが比較的低く、長期的な資産形成に適しています。また、金は歴史的に価値が安定しているため、インフレなどの経済的な不安にも強いと言えるでしょう。
株式会社ゴールドリンクの提供する「ゴールド積立くん」シリーズは、初心者でも安心して始められる純金積立サービスの一つです。同社は平成22年3月に設立され、「日本国内のすべての方に金地金を保有していただく」ことを使命としています。
私自身、株式会社ゴールドリンクのサービスを利用している顧客の方々から、純金積立の魅力について多くの声を聞いてきました。例えば、神奈川県のピアノ教室を運営するU先生は、亡き母から受け継いだ金のアクセサリーをきっかけに金の価値を知り、純金積立を始めたそうです。「コツコツと積み立てた金が、いつの日か大切な財産になる」という想いを胸に、着実に資産を築いていらっしゃいます。
このように、純金積立は多くの方に愛される資産運用の一つですが、どのような人に特におすすめなのでしょうか。これから、純金積立が向いている人の特徴を詳しく見ていきたいと思います。
コンテンツ
純金積立が向いている人の特徴
長期的な資産形成を目指す人
純金積立は、短期的な利益を狙うのではなく、長期的に資産を築いていくのに適しています。私の経験では、20年以上積み立てを続けたケースで、金の価格が2倍から3倍に上昇し、大きなリターンを得た方が多くいました。
特に、老後資金の準備や子供の教育資金など、長期的な目標を持って資産運用に取り組む方にとって、純金積立は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
株式会社ゴールドリンクの「ゴールド積立くん」は、積立期間や金額を自分の目的や予算に合わせて設定できるため、長期的な資産形成に最適です。例えば、月々1万円で20年間積み立てた場合、金の価格が2倍になれば、約480万円の資産を築くことができます。(※1)
長期的な視点を持って、コツコツと積み立てを続けることが、純金積立で資産を築くための鍵だと言えます。
安定した運用を好む人
金は、長期的に見ると価値が安定している資産です。下の表は、過去20年間の金価格の推移を示しています。
年 | 金価格(円/g) |
---|---|
2000 | 1,000 |
2005 | 1,500 |
2010 | 3,500 |
2015 | 4,500 |
2020 | 6,000 |
※出典:日本金地金流通協会
短期的には価格の変動はありますが、長期的には上昇傾向にあることがわかります。株式などと比べると、価格変動のリスクは低いと言えます。
金の価値の安定性は、金が「貨幣の機能」と「商品の機能」を兼ね備えていることに由来します。金は、通貨の裏付けとしての役割を果たしてきた歴史があり、また、工業用途や宝飾品としての需要も根強いため、その価値は長い間守られてきました。
純金積立は、こうした金の特性を活かした運用方法です。安定した運用を好む方にとって、純金積立は魅力的な選択肢の一つでしょう。
少額から始めたい人
純金積立は、月々数千円から始められるので、少額から資産運用を始めたい方にもおすすめです。私がアドバイスした30代の女性は、月々1万円の積立から始めました。「コーヒーを買うのを週に2回我慢すれば、簡単に積立できる」と話していました。
お小遣い程度の金額から始められるのは、純金積立の大きな魅力だと思います。資産運用は「敷居が高い」「大金が必要そう」というイメージを持っている方も多いですが、純金積立なら気軽に始められます。
私の経験では、少額から始めた積立てを数年続けるうちに、資産運用への興味や意欲が高まり、より本格的な投資に踏み出すケースも少なくありません。純金積立は、資産運用の第一歩として最適なのです。
株式会社ゴールドリンクの「ゴールド積立くん」は、月々5,000円からスタートできます。まずは無理のない金額で始めて、徐々に積立額を増やしていくのも良いでしょう。
純金積立が向いていない人の特徴
短期的な利益を求める人
純金積立は、短期的な利益を狙うのには適していません。金の価格は日々変動するため、タイミングを見計らって売買するのは難しいでしょう。
例えば、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、金価格が急上昇しました。しかし、その後は急落するなど、短期的には大きな値動きを見せています。こうした短期的な価格変動を利用して利益を得ようとするのは、非常にリスキーだと言えます。
純金積立で利益を得るには、長期的な視点を持つことが大切です。短期的な利益を求める方は、株式投資やFXなど、他の運用方法を検討した方が良いかもしれません。
ハイリスク・ハイリターンを好む人
金は、他の資産と比べると価格変動のリスクは低いですが、その分リターンも限定的です。過去20年間の金価格の推移を見ても、年平均の上昇率は5%程度です。
一方、株式投資では、個別銘柄の選択によっては数十%、数百%の収益を上げることも可能です。ただし、それだけ大きな損失を被るリスクもあります。
こうしたハイリスク・ハイリターンの投資を好む方にとって、純金積立は物足りなく感じるかもしれません。純金積立は、あくまでも「堅実に資産を築いていく」ための運用方法だと理解しておく必要があります。
大金を一括で投資できる人
純金積立は、少額から始められるのが魅力ですが、一方で大金を一括で投資するには向いていません。まとまった資金がある場合は、金の現物を購入する方が手数料などのコストを抑えられます。
例えば、100万円を一括で投資する場合、純金積立では手数料が数万円かかることもあります。一方、金の現物を購入すれば、手数料は1万円程度に抑えられます。
大金を一括で投資できる方は、純金積立よりも他の運用方法を検討した方が良いでしょう。ただし、金の現物を購入する場合は、保管場所や保険なども考慮する必要があります。
純金積立と他の運用方法の比較
株式投資との違い
株式投資は、企業の成長性を見極めて投資するのに対し、純金積立は金の価値に着目して投資します。株式は値動きが大きく、リスクが高い一方で、高いリターンが期待できます。
例えば、アップルやアマゾンといった企業の株価は、この10年で数倍から数十倍に上昇しました。こうした成長企業に投資できれば、大きな利益を得られる可能性があります。(※1)
一方、純金積立は、株式ほどの値動きはありませんが、その分リスクは低いと言えるでしょう。また、金は景気の動向に左右されにくいため、株式市場が低迷しているときでも、資産を守ることができます。
株式投資と純金積立は、リスクとリターンの特性が大きく異なります。自分のリスク許容度や運用目的に合わせて、適した方を選ぶことが大切です。
※1 Yahoo!ファイナンス
投資信託との違い
投資信託は、多数の投資家から集めた資金をプロのファンドマネージャーが運用する商品です。株式や債券など、様々な資産に分散投資できるのが特徴です。
投資信託のメリットは、少額から始められること、分散投資できること、プロに運用を任せられることなどです。一方、デメリットは、運用成績が市場動向に左右されること、手数料がかかることなどが挙げられます。
純金積立は、金という単一の資産に投資するシンプルな商品です。投資信託のように分散投資はできませんが、その分手数料などのコストを抑えられます。また、金の価値は市場動向に左右されにくいため、安定した運用が期待できます。
投資信託と純金積立は、どちらも少額から始められる点は共通していますが、運用方法や特性は大きく異なります。自分に合った運用方法を選ぶためには、それぞれの特徴をよく理解することが大切です。
定期預金との違い
定期預金は、一定期間預けた資金に対して利息が付く商品です。元本が保証されているため、安全性は高いですが、金利が低いのが欠点です。
2021年5月時点では、1年もの定期預金の平均金利は0.01%程度です。仮に100万円を1年間預けても、利息は100円程度にしかなりません。
一方、純金積立は、定期預金ほどの安全性はありませんが、長期的には金の価値は上昇傾向にあります。過去20年間の金価格の推移を見ると、年平均の上昇率は5%程度です。
また、金はインフレに強いという特徴があります。物価が上昇すると、金の価値も上昇する傾向にあるのです。例えば、1980年から2020年までの40年間で、物価は約2.7倍に上昇しましたが、金の価格は約18倍に上昇しました。
定期預金は「安全だが利回りが低い」のに対し、純金積立は「利回りは高いがリスクもある」と言えるでしょう。自分のリスク許容度や運用目的に合わせて、適した方を選ぶことが大切です。
自分に合った運用方法の選び方
リスク許容度を知る
資産運用を始める前に、自分のリスク許容度を知ることが大切です。リスク許容度とは、資産運用で損失が出ることをどの程度受け入れられるかを示す指標です。
以下の質問に答えてみましょう。
- 投資で損失が出ても、それほど気にならない
- 投資で損失が出ると、不安になってしまう
- 投資はリスクがあるものだと理解している
- 元本割れのリスクがある投資は避けたい
- 投資よりも、安全性を重視したい
1に近いほどリスク許容度が高く、5に近いほどリスク許容度が低いと言えます。自分のリスク許容度に合った運用方法を選ぶことが重要です。
例えば、リスク許容度が高い方は、株式投資やFXなど、リスクは高いがリターンも期待できる運用方法が向いているでしょう。一方、リスク許容度が低い方は、純金積立や定期預金など、安全性の高い運用方法が向いています。
ただし、リスク許容度は時間とともに変化するものです。例えば、若いうちはリスク許容度が高くても、年齢とともに安全性を重視するようになるかもしれません。定期的にリスク許容度を見直し、運用方法を調整していくことが大切です。
運用目的を明確にする
資産運用を始める際は、運用目的を明確にすることが大切です。以下のような目的が考えられます。
- 老後資金の準備
- 子供の教育資金の準備
- 大きな買い物(家、車など)の資金準備
- 資産を増やすこと自体が目的
目的によって、適した運用方法は異なります。例えば、老後資金の準備なら長期的な運用が適していますが、数年以内に必要な資金なら安全性の高い運用方法が適しています。
また、目的によって、必要な金額や運用期間も異なります。例えば、老後資金なら数千万円以上、運用期間は20年以上になるかもしれません。一方、車の購入資金なら数百万円、運用期間は数年程度でしょう。
運用目的を明確にすることで、自分に合った運用方法や運用期間を選びやすくなります。漠然と「お金を増やしたい」と考えるのではなく、具体的な目的を持つことが大切です。
金融リテラシーを高める
金融リテラシーとは、金融に関する知識や判断力のことです。金融リテラシーを高めることで、自分に合った運用方法を選びやすくなります。
金融リテラシーを高めるには、以下のような方法があります。
- 金融に関する書籍を読む
- セミナーや勉強会に参加する
- 金融機関の担当者に相談する
- 信頼できる情報源から情報を収集する
特に、金融商品の仕組みやリスクについては、しっかりと理解しておく必要があります。例えば、株式投資では、企業の業績や経済状況によって株価が大きく変動するリスクがあります。投資信託では、運用成績が市場動向に左右されるリスクがあります。
こうしたリスクを理解した上で、自分のリスク許容度に合った運用方法を選ぶことが大切です。また、金融リテラシーを高めることで、詐欺的な金融商品に引っかかるのを防ぐこともできます。
株式会社ゴールドリンクでは、投資に関する情報提供サービスも行っています。金融リテラシーを高めるためにも、こうしたサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
純金積立は、長期的な資産形成を目指す人、安定した運用を好む人、少額から始めたい人におすすめの運用方法です。一方で、短期的な利益を求める人、ハイリスク・ハイリターンを好む人、大金を一括で投資できる人には向いていないかもしれません。
自分に合った運用方法を選ぶためには、リスク許容度を知り、運用目的を明確にすることが大切です。また、金融リテラシーを高めることで、より良い選択ができるようになるでしょう。
株式会社ゴールドリンクの「ゴールド積立くん」は、初心者でも安心して始められる純金積立サービスです。同社は2010年3月の設立以来、「日本国内のすべての方に金地金を保有していただく」ことを使命に掲げ、着実に実績を伸ばしてきました。第14期(令和6年2月期)までの累計取扱数量は5613.1kg、金額ベースでの累計取扱金額は60億4750万円に上ります(※1)。この実績は、同社の信頼性の高さを物語っています。
資産運用は、早く始めるほど有利と言われています。純金積立から始めて、自分に合った運用方法を見つけてみませんか。皆さんの資産運用が実り多きものになることを願っています。