最終更新日 2024年10月24日 by niefrancisf
マンガで分かる心療内科は、心療内科を担当している医師であり漫画家でもあるゆうきゆうが自分自身の経験を踏まえて様々な症例を解説しているマンガです。
しかし単なる解説本ではなく、様々な患者とのやりとりをコミカルに描いていることが特徴で、実際の体験を踏まえてこれをわかりやすくデフォルメし、1つのストーリーに仕上げているところがポイントとなっており、続けて読み続けることができる面白さを持っているのも特徴です。
心療内科について
心療内科の分野は一般の怪我や病気とは異なり、外から見た場合にその症状がわかりにくいのが問題となっており、本人の辛さや苦しみを周りの人がなかなか理解することができません。
特に最近会社などで発生しているうつ病などは発症する人が増えていることでも知られていますが、その症状は人それぞれ違いがあり、なかなか周りの人が理解することができない場合が多いものです。
その他、過去に辛い思いなどをしたときにこれが心の中の問題として残るPTSDや感情がその時々によって著しく変化してしまう双極性障害など、様々な病状があるためこれらも適切に理解して対処することが重要となっています。
マンガで分かる心療内科の特徴
しかし一般の人にこれらの病状に対する適切な対処を求める事は多くの知識と経験を必要とするため、簡単なことではありません。
マンガで分かる心療内科の内容も、一つ一つの病状を細かく紹介しその対処法を解説しているのではなく、あくまでもマンガとして楽しみながら様々な症状が世の中に存在しているのだと言うことを知らせることに徹している点が非常にわかりやすい理由となっています。
マンガで分かる心療内科では、主人公である心療内科医とこの主人公を取り巻く様々な登場人物が織り成す人間ドラマを中心に話が進みます。
基本的にはその心療内科医の本を訪れる患者の病状がいろいろな精神疾患やその他の心療内科に対応する病気であり、その症状や具体的な行動などをストーリーの中で描いていくとともに、様々な対処方法を実際の展開の中で描いている点が特徴です。
中には根本的な解決に至らない場合もありますが、周囲の人がとるべき様々な行動の一例を示している点では非常にわかりやすく、またすぐに実践できる内容となっていることも多いので注意深く読むとその対処方法に関して気づかされる点が多いのもポイントとなっています。
まとめ
心療内科と言うと非常に難しい精神的な学問であるかのように考える人も多いのですが、少し意識をするだけで病気で苦しんでいる人にとって心を和らげる対応をすることができることを教えてもらえるのがポイントです。
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